さかさま不動産が国交省主催のまちづくりアワードにて「特別賞」を受賞~潜在する空き家の流通に繋がる画期的な発想として高評価~

 関わる人の主体性向上をミッションに掲げる株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下 On-Co)は、物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」にて、国土交通省が主催する第1回まちづくりアワード「特別賞」を受賞しました。
 つきましては、活動の報告として6月23日に三重県桑名市の伊藤徳宇市長、7月6日に三重県庁の県土整備部佐竹元宏理事を表敬訪問致します。

 

まちづくりアワードについて

 都市の種々の課題解決や良好な環境の創造、地域の価値向上を図る先導的な取組、新技術を活用した先進的な取組、従来に無いアイデアによる魅力的な取組など、まちづくりのあらゆる取組の中から、特に優れたものを表彰するアワードです。
 さかさま不動産は「潜在する空き家の流通に繋がる画期的な発想」として、先進性・独自性が高く評価され、実績部門にて、国土交通大臣賞に次ぐ特別賞を受賞しました。表彰式は2022年6月14日に、東京都千代田区霞ヶ関の国土交通省内にて行われました(https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000382.html

 

さかさま不動産とは

 物件情報が並ぶ従来の不動産システムとは逆で、借りたい人の情報(夢や想い)が並ぶウェブサイトです。借り手の人物像を開示にすることで、流通に乗っていない空き家の発掘や空き家を介した関係構築を狙う実証実験として2020年にスタートしました。
 これまでマッチングしたのは、書店(愛知県名古屋市)、海洋プラを活用したアート製作場(三重県鳥羽市)開業など計14軒です。

背景

 少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。国土交通省「空き家等に関する所有者アンケート」によると、売却・賃貸等の情報提供を一切行わないという家主が30%超、情報公開はしたくないものの、まちづくりのための利活用であれば検討するという家主は70%以上とのデータも出ています。
 さかさま不動産は、物件情報を不特定多数に晒すことなく借り手を探すことが出来る仕組みであるに加えて、借り手の魅力が刺激となり、”誰にでも貸したいと思っているわけではない”物件オーナーから、「文化的な活用であれば貸したい」などの問合せも増えています。
 また地域のキーパーソンが借り手を誘致する事例も出ており、地域活性に繋がる波及効果も生まれています。

 

金銭以外の価値が空き家を流通させる

 発想のベースは、代表陣が約10年間、同じエリア内にて数軒の空き家を挑戦の場として利活用する中、”君たちなら貸したい”と応援してくれる大家と出会い支えられたこと。今後も不動産を通して、金銭以外の価値を創出し合う借主と貸主の新たな関係性構築をサポートし、空き家問題の解決にむけて新たな価値を創造できるよう努めて参ります。

 

表敬訪問概要       

【桑名市役所】
日時:2022年6月23日(木)14時30分〜15時00分
場所:桑名市役所(三重県桑名市中央町2丁目37)
訪問者:株式会社On-Co 代表取締役 水谷岳史

【三重県庁】
日時:2022年7月6日(水)15時00分~15時30分
場所:三重県庁(三重県津市広明町13番地)
訪問者:株式会社On-Co 代表取締役 水谷岳史

 

今後の展開

 さかさま不動産支局制度(街を良くしたいと考える人が、自身の地域でさかさま不動産を実装する仕組み)が、宮城県気仙沼、広島県東広島市にて始まっています、7月16日(土)には長野県にて開局イベントが予定されています。

 

株式会社On-Co

代表:水谷岳史/藤田恭兵
創業:2019年3月
所在地:三重県桑名市西別所1375
さかさま不動産や丘漁師組合などを展開し、関わる人々の主体性を向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくることをミッションに掲げ活動している。
https://on-co.jp/

 

本件に関するお問い合わせ
窓口:福田     TEL☎:080-5984-7800   mail✉:support@on-co.co