高知県香美市とOn-Coが移住や創業など「挑戦を応援できるまちづくり」に関する連携協定を締結
高知県香美市(市長:依光晃一郎)と、「未来の前座」をミッションに掲げ、さかさま不動産など挑戦を応援する気風づくりを進める株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下 On-Co)は、移住や創業など挑戦を応援できるまちづくりの実現を目的に、2025年2月5日に連携協定を締結しました。
背景:人口減少の解決を図る総合戦略
香美市は高知県の内陸に位置し、柚子・にらなどが全国トップクラスの生産量を誇るなど農業が盛んな地域です。近年人口は減少傾向が続いており、2020年の国勢調査によると総人口は26,513人で、2015年から約3.6%減。またこの18年間で毎年0.4〜1.8%が減少しています。※参考:香美市役所 「市の人口・世帯数」
香美市は人口減少問題の対策を継承・発展させるため、「第3期香美市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定。移住促進、若者の雇用機会創出など多面的な魅力アップを強化する計画を掲げています。
経緯:高知県との連携による認知度向上と香美市支局の設立
高知県では、2022年度から空き家対策チーム(高知県土木部住宅課内)が、空き家対策の一環として「さかさま不動産」を活用。 2023年度には連携事業として、高知県移住促進プロジェクトに加盟するNPO法人いなかみ(高知県香美市、代表理事:近藤純次。以下、いなかみ)が、香美市でさかさま不動産イベントを実施しました。
このイベントには、チャレンジ精神を持つ約30名が集まり、挑戦者を呼び込む可能性が見えたことから、2024年9月に香美市の移住相談を受託しているいなかみが、さかさま不動産香美支局を立ち上げました。
今回の香美市との連携協定締結により、香美支局の活動が円滑に進み、地域における具体的な事例を積み重ねる体制づくりを目指します。
主な連携事項
(1)さかさま不動産の取り組みに関すること。
(2) 起業などに挑戦する人を応援できる地域づくりに関すること。
(3) 空き家対策事業に関すること。
(4)その他、本協定の目的の達成に資すること
NHK連続ドラマ小説「あんぱん」で注目UPの香美市
高知県香美市は、2025年春に放送開始のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主人公のモデルとなった、やなせたかしさんの出身地。やなせさんは「アンパンマン」で知られる絵本作家であるとともに、デザイン、編集、漫画家、歌手など常に新しいことに挑戦し続けた人物として知られています。
朝ドラ効果により、香美市への注目が見込まれる中、今回の連携を活かし、移住や起業希望者を地域の活力につなげていくことが期待されています。
今後の展開:地域密着型の支局を自治体と連携しバックアップ
移住希望者を紙媒体で紹介する等、地域性を踏まえた認知拡大を探ると共に、さかさま不動産香美支局との連携を深め、掲載希望者や家主への対応を強化してまいります。
参考:さかさま不動産について~仕組みだけでなく価値をもひっくり返す~
さかさま不動産は、家の情報ではなく「借り手」の情報を開示してマッチングをするサイトです。「貸す人や使途は選びたい」「物件情報を公開せず借り手を探したい」と考える非流通空き家の掘り起こしが期待できるほか、空き家を使って創業や事業などに取り組みたい挑戦者を可視化し、地域へ誘致する際に有効です。
従来の不動産流通の仕組みを「さかさまに」するだけではなく、空き家という地域の課題(負の財産)を、地域を活性化する地域資源(挑戦の場)として、価値をも「さかさま」にする取り組みなのです。 借り手の人物像や想いを開示することで、情報が公開されていない空き家の発掘や空き家を介した関係構築を狙って進めており、これまでマッチングしたのは、本屋(愛知県名古屋市)、サウナ(東京都青梅市)など計33件です。※HP:https://sakasama-fudosan.com/
株式会社On-Co
代表:水谷岳史|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|拠点:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル
HP:https://on-co.jp/
ミッションは「まだない未来をつくる」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。
本件に関するお問い合わせ
窓口:武田 TEL:080-5984-7800 mail:support@on-co.co