三重県松阪市とOn-Coが「地域資源を活かしたまちづくり」に関する連携協定を締結〜空き家・空き店舗を「誰かが何かを始める場所」に〜
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、代表:水谷岳史、以下 On-Co)は、松阪市(市長:竹上真人)と2025年10月14日、「地域資源を活かしたまちづくりに関する連携協定」を締結しました。協定は、三重県桑名市、高知県香美市、三重県、茨城県常総市に続く5自治体目の連携となります。
背景
松阪市では、社会課題の解決に向けた民間からの提案を一元的に受け付ける公民連携窓口「共創デスク」を平成30年より設置しています。
今回、共創デスクを通じて、On-Coが展開する「さかさま不動産」の仕組みが、商店街の空き店舗や空き家の活用、中心市街地の活性化、移住促進など、松阪市が抱える課題解決に寄与し得る可能性を見据え、連携して取り組むこととなりました。
空き家や空き店舗を課題ではなく“誰かが何かを始める場所”として活かすことで、「この人に貸してよかった」「この街で挑戦してよかった」という好循環を生み出し、新たな産業や交流が育まれるまちづくりを目指します。
主な連携事項
相互に連携し、地域資源を有効に活用することで、地域の活性化を目指します。
(1) さかさま不動産の取組に関すること
(2) 商店街や中心市街地の活性化に関すること
(3) 移住促進事業に関すること
(4) 空き家対策の推進に関すること
(5) その他、双方が協議の上必要と認めること
今後の展開
チャレンジ精神を持つ人の想いを流通させる手段として、松阪市が発行する広報物との連携などを検討しています。「挑戦したい人」と「応援したい人」の接点を増やし、まち全体で挑戦を支える仕組みを広げていきます。
参考:さかさま不動産とは
空き家を借りたい人の想いを公開し、共感した大家や地域が借り手を選ぶ仕組み。「誰にでも貸したいわけではない」という心情を持つ所有者の潜在物件を掘り起こし、借り手とつなぐことで、空き家は本屋や飲食店、ゲストハウスなど、創業や移住、関係人口創出の拠点へと再生してきました。
担い手の定着を通じ、地域に新たな経済・文化の循環をもたらすモデルとして、移住や創業支援に力を入れる自治体との連携も増えています。
活用実績と成果
▶︎掲載者数:400名(2025年9月末時点)
▶︎マッチング実績:全国38件(都心〜過疎地まで/サウナ、本屋、リトリート施設、飲食店など)
▶︎表彰:再現性ある共創モデルとして、国交省・環境省・日経・PR協会など複数受賞
▶︎効果:創業支援/関係人口創出/空き家流通/文化的土壌づくり/担い手誘致/地域経済活性化 など
株式会社On-Co
代表:水谷岳史|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|拠点:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル|HP:https://on-co.jp/ |ミッションは「まだない未来をつくる」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。