「首都圏しか知らないコンプレックス」に共感多数! 地域との新たな繋がりを創出する「脳動ゼミナール」成果発表会を2月開催 ~アンテナショップから地域との関係醸成拠点へ~

「未来の前座」をミッションに掲げ、さかさま不動産など挑戦を応援する気風づくりを進める株式会社On-Co(本社:三重県、以下On-Co)は、三重県からの委託を受け、2024年秋に三重県の首都圏営業拠点「三重テラス」(東京都中央区日本橋)にて、地域との関わり方を学ぶ連続講座「地域を動かす!脳動ゼミナール」を実施しました。
本講座には、「首都圏しか知らないことにコンプレックスがある」「地域との関わり方がわからない」といった若者の声に共感が集まり、首都圏在住者が地域との関わり方を主体的に問答する場となりました(全9回で延べ308名参加)。
この度、参加者が主体的に取り組むプロジェクトのアイデアを発表する「合同成果発表会」を、2月2日(日)に三重テラスにて開催いたします。

都市部と地方の新たな連携機会を創出

近年、こどもの3人に1人が東京圏で生まれており、自然や農林水産業など地方の実情に触れる機会を持たない人が増加しています。一方で、若者を中心に地方移住への関心が高まり、自然の中での生活を求める流れに加え、SNSなどデジタルコミュニケーションの普及により、出身地や居住地を超えて地域と気軽につながる傾向が高まっています。

「人口の奪い合い」から共創へ

2014年に始まった「まち・ひと・しごと創生」の取り組みから約10年。国は、地方への移住者増加など一定の成果があったとしながらも、地域資源を活用した事業の創出や、社会起業家との連携など、民間の知見を取り入れ、「人口の奪い合い」とならない官民連携の必要性を指摘しています。(※1)
地域資源を活用した拠点をベースに、多様な主体の参画による関係人口の増加に向けた取り組みを進め、都市部の人々が日頃から地方を身近に感じ、積極的に行動する機運を高めることが地域活性化につながるとされています。※1 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議(第16回)地方創生10年の取組と今後の推進方向

地方の首都圏営業拠点のあり方を変える「三重テラス」

三重県の首都圏営業拠点「三重テラス」は、首都圏と三重県の多様な関係者が交流し「つながる」ことで、地域課題の解決につながる自主的な取り組みの創出を目指し、2023年9月にリニューアルオープンしました。物販や飲食に加え、無料で利用できる交流型コワーキングスペースを新設し、これまでのアンテナショップの枠を超えた拠点へと進化しています。

コミュニティを拡充させる仕掛け「脳動ゼミナール」

2022年、On-Coは三重県による「三重テラス第3ステージ運営方針策定業務委託」を受託。リニューアルに向け、「関係性を紡ぐ醸成の場」をコンセプトとした運営方針を提案しました。
今回新たに「三重ファンコミュニティの活性化による首都圏プロモーション事業業務」を受託し、首都圏在住者が地域資源を活用するきっかけとして、漁業、伝統産業、観光、コミュニティ、教育、パブリックリレーションズ、マスメディア、マーケティング、グローバルという9つのテーマで、講師陣の思考に触れる連続講座「地域を動かす!脳動ゼミナール」を開催しました。

「首都圏しか知らないコンプレックス」に共感

漁業をテーマにした回を筆頭に、募集開始から約10日間で定員に達するなど、首都圏在住者の地域への関心の高さが伺えました。特に、「首都圏しか知らないことにコンプレックスがある」「地域の選び方や関わり方がわからない」という若者に多くの共感が集まったことが特徴的でした。

「地域との関わり方」を問答する場へ

「三重県」を過度に強調せず、多角的なテーマで構成された連続講座にしたことで、首都圏出身で地方との関わりを模索する人々や、三重県をはじめとする地方との関わり方を再構築したい人々など、延べ308名が参加しました。
講師陣には事業紹介のプレゼンテーションやテクニックではなく、「今考えていること」を軸に語っていただき、参加者とともに問答を重ねることで、受講者は講師の思考を吸収し、自身の職能を掛け合わせ、「地域で何をしたいか」「地域への入り方」などを主体的に問答する場となりました。

<参加者の声(一部抜粋)>
・多様な視点から地域や地域資源を捉える方法を学べた
・地域に入る際のマナーや作法を知ることができた
・文化や歴史が異なる海外にも応用できると感じた
・東京でしか生活したことがないことにコンプレックスを感じている人が多いと知り、安心した
・移住だけでなく、様々な形で地域と関わる方法があることを学べた
・自身のキャリアを改めて見つめ直すきっかけになった
・普段出会うことのない漁師の方と繋がり、価値観が変わった
・答えを求めるのではなく、自分で考え、行動する面白さを知った
・様々なテーマを通して、根底にある共通の思想や行動に気づけた
・中間領域の仕事に求められることが明確になった
・連続講座だったからこそ、興味のなかった分野にも触れ、新しい発見があった

合同成果発表会について

本企画を通して、地域との関わりを求める多くの参加者が集まりました。2月2日(日)には、参加者自身が企画・立案したプロジェクトアイデアを発表する「合同成果発表会」を開催します。
現在、15名程度の参加者が、首都圏の学生と地域をつなぐコミュニティや、地域資源を活用したプロダクト開発、教育など、三重県にまつわる資源を活かした、または、三重県を含む地方などにも応用可能なアイデアを発表する準備を進めています。

日時:令和7年2月2日(日)13:00~15:00 ※発表は1人3分程
場所:首都圏営業拠点「三重テラス」2階コミュニティスペース(東京都中央区日本橋室町2-4-1 YUITO ANNEX 2階)
※脳動ゼミナール参加者が対象となります。新たな参加者募集は行っておりません。

今後の展開

講座を通して構築された関係性を基に、三重テラスに常駐するコミュニティマネージャーと連携し、三重テラスが持続的に自主的な取り組みが生まれるコミュニティの場となるようサポートしてまいります。

株式会社On-Coについて

代表:水谷岳史|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|活動拠点:愛知県名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル(マダナサソウ)|HP:https://on-co.jp/|「未来の前座」をミッションに掲げ、地域における挑戦を応援する気風づくりに取り組んでいます。さかさま不動産や丘漁師組合、マダナサソウなど、ユニークな視点と手法で地域を活性化する事業を展開しています。

本件に関するお問い合わせ

窓口:福田   TEL☎:080-5984-7800    mail✉:support@on-co.co
※本事業は三重県から委託を受けて、株式会社On-Coが運営しています