実験音楽勉強会~即興を設計するって何?~(1/31)
後に続く展開が分からない、瞬間のうちに作り出されていく音の不確定なゆらぎ。
彼の演奏には、そんな魅力がありました。
今回は講師に望月郁亜氏をお迎えし、実験音楽というフィールドで一体何が行われているのか?まだ知らない魅力に迫ります。
このイベントは、限界音祭での望月郁亜氏の演奏を聴いた後ふいに出た
「建築って、時間芸術だと思うんですよね」
「それ、面白いですね」
そんな会話からはじまりました。
実験音楽は、演奏するまで結果が分からない音楽だといえます。彼らが注意しているのは、音の並びではなく「音が今鳴っていること」を設計することだとすれば。
この感覚、じつは絵画や彫刻、ダンスや建築にも共通することなんじゃないか?
「もっとふわっとしたかんじにしたい!」と思ったとき、そこで行われている操作が同じだったら。音楽をつくるように建築、彫刻するようにダンス、なんてこともできるかもしれません。
そんな即興の根源に触れるための、実験音楽勉強会を開催します。
技法、偶然性、具体音。
スペクトル解析、チャンス・オペレーション、ミュージックコンクレート。
伝統とは違う新しい音楽のかたち。
創造されたものが時間に与える、受ける影響。
そこから見えてくる、音楽と日常のつながり。
実験的な音楽、特に「即興」へ焦点を当てて、深掘りしていきましょう。
音楽と、身の回りのもの、事の共通点が見えてくるかもしれません。
概要
日時:1/31(金)18:00~20:00
18:00 導入音楽
18:05 実験音楽とは?
18:50 異分野との接触座談会
19:20 演奏
参加費:税込1500円+1ドリンクオーダー制
申込:madanasasoのインスタグラムDMよりご連絡ください。
講師経歴
望月郁亜
静岡県浜松市出身。4歳から音楽教室に通い始め、6歳からピアノと作曲を始める。エレクトーン、オーボエ等様々な楽器に触れ、作曲専攻として浜松学芸高校に入学。愛知県立芸術大学 作曲専攻へ進学する。現代音楽、電子音楽、Maxmspを使用したプログラミングを専門に学び、その傍ら録音、編集に携わる。これまで作曲を、金子仁美、立花美保子、久行敏彦、安野太郎、Juha T. Koskinenの各氏に師事。