【陶芸教室♯3】釉薬から作ってみる(1/11・1/18)
陶芸教室も第三回目となりました。
花瓶やお椀など、普段は買ってしまうようなものでも、意外と簡単に手で作れるし、楽しい。そして、普段使っている焼き物がこんな風に出来ているんだ!と知ることも出来ました。
そこでやっと、さらに深い疑問が湧いてきます。
この陶器の色はどうやって出しているんだろう?このツヤは?
与えられた材料で作るだけではなく、原料や仕組みに迫ってこそ新しいものができるというもの。
そこで今回は、愛知県芸で釉薬の研究をしていたヤナセカナコ氏の指導のもと、器と釉薬を一から制作します。
釉薬とは
陶磁器の表面を覆うガラス質の膜を釉薬といいます。陶器に艶を与え水をはじく役割をもち、食器に用いられる陶器にはほとんど施されています。
日本最古の釉薬は、灰釉(かいゆう)と呼ばれる木や藁の灰を原料としたものでした。いつも通り土器を焼いていたはずがツヤツヤの表面が現れ、当時の工人たちはさぞ驚いたことでしょう。
実は、藁の灰にはガラス成分が含まれていたのです。
現代人にも、ある条件を満たせば身の回りの物質で器を艶々と装飾する釉薬をつくることができます。材料はガラス、長石、土灰などなど。
たとえば普段飲んでいるお酒の瓶や、庭のキラキラした砂。大切なものを燃やした灰。これらを砕いて釉薬にすれば、意外な美しさを発揮するかもしれません。
材料に対する理解を深めれば、物質に意味を与える方法もたくさん閃きます。自分にしかわからない文脈を30gほど込めれば、自分だけの器の完成です。
まずは座学。そして一緒に実験してみましょう。
イベント詳細
日時:1月11日(土)+1月18日(土)各日18~21時頃
内容:【1/11】18:00 粘土成形⇒20:00 座学
【1/18】18:00 釉薬作り⇒20:00 施釉
場所:madanasaso 名古屋市西区新道1-13-15 1F※駐車場なし、駐輪場あり
持ち物:ガラス製品、砂(なくてもOK)
参加費:税込3000yen
申込:madanasasoのインスタグラムからDMでご連絡ください
※素材の特性上、食用に向かない作品が出来上がることもあります。
※このWSは両日の参加で完結します。片方しか来られない場合はこちらで成形または施釉しますのでご了承ください。またその場合も参加費は同額になります。