捨てられるパンが紙になる!?名付けてペーパン!? アップサイクルコミュニテイ上回転研究所がインターン成果報告会を開催

関わる人の主体性向上をミッションに掲げる株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)が運営するアップサイクルコミュニティ「上回転研究所」は、9月23日(金)に素材開発インターンの成果報告会を行います。
報告を行うのは、ロンドン大学に在籍するデザイナー。廃棄されるパンを紙に変える可能性について発表します。今後も廃棄物から新素材創りに取り組むことで、循環型社会を考えるきっかけを創出していきます。

 

廃棄物に新たな価値を与えて高める「アップサイクル」

環境省によると、一般廃棄物の総排出量は東京ドーム約112杯分にあたる4,167万トン(令和2年度)、産業廃棄物の総 排出量は3億8,596万(令和元年度)にのぼり、大きな社会問題となっています。また廃棄物を燃やすことで発生するCO2による地球温暖化も深刻化しています。大量生産・大量消費の時代から、持続可能なモノづくりの時代へとシフトする中、一手法として国内外で注目されているのが「アップサイクル」です。

 

上回転研究所に集まる若者

上回転研究所とは、身近な廃棄物を新たな素材へと変える工程に触れ、ゴミに対しての価値観を換えるきっかけを創出するアップサイクルコミュニティです(所長:素材デザイナー村上結輝)。社会問題や環境問題に高い関心と意識をもつ、ミレニアル世代・Z世代が中心に集まっています。

成果報告会について

今回成果報告を行うのは、ロンドン大学に在籍するデザイナー岡崎さん。ワークプレースメント(職業経験)の一環として、3週間、上回転研究所に廃材の活用とサスティナブルデザインを学びに来ていました。
岡崎さんが素材開発の原料にしたのは廃棄されるパン。村上結輝監修のもと、紙へと変えられる可能性が視えてきました。そのユニークな結果と、素材開発に取り組む中で感じたこと、今後の展望などを報告してもらいます。

内 容:「3週間で新素材ってできるの?」「パンをどうしたら紙になるの?」「なぜパンを選んだの?」廃棄物から素材を創るとはどういう感覚なのかをトーク形式でお伝えします。
日 時:2022年9月23日(金)20:00〜22:00
参加費:無料
場 所:オンラインZOOM
申 込:(Peatix)https://peatix.com/event/3363488/

岡崎早由里 |プロフィール
早稲田大学社会科学部を卒業後、ADKマーケティングソリューションズにてメディアプランナーとして3年勤務。フリーランスのグラフィックデザイナーとして生計を立てつつゴールドスミスへの留学のため2020年渡英。サスティナブルデザイン分野に興味を持ち、素材デザイナーとして唯一無二の存在である村上結輝氏を知り、夏の一時帰国を利用して上回転研究所へインターン中。

 

今後の展開

これまでアップサイクルワークショップやインターン受入を行う中で、ゴミを見る目が変わったという感想を沢山頂きました。今後より多くの人に、身近な廃棄物を新たな素材へと変える工程に触れてもらうようスクールを展開予定です。第一回説明会は10/1(土)に開催致します。イベントリンク:(Peatix)https://primitive1-meetup.peatix.com/

 

上回転研究所について

名古屋市にて廃棄問題に対して、意匠性のある新素材開発という手法で取り組む素材デザイナー村上結輝を中心に展開しているアップサイクルコミュニティです。若者や企業が集まり、まるで料理をするようにアップサイクルと向き合っています。一人一人が廃棄物の分別を徹底かつ減量化する努力を行い、最終的にはゴミ箱が不要になる社会を目指して取り組んでいます。(活動拠点:愛知県名古屋市中区丸の内3丁目 ソイソースマンション内)

 

素材デザイナー村上結輝について

新型コロナウイルスの流行を機に大量生産大量消費の中で暮らしていた自分の生活を見直すようになり、芸術大学の卒業制作でバナナ皮からレザー素材を開発。
卒業後も廃材を活用した素材開発や、資材本来の価値を活かしたプロダクトデザインに注力。2021年にはコーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」、2022年には廃棄石膏ボードを利活用した「resecco」などの新素材をリリース。身近な廃材を美しい素材に生まれ変わらせることで、アップサイクルの考え方や可能性を感じてもらい、社会課題を「自分ごと化」するきっかけを創出している。

株式会社On-Co

代表:水谷岳史/藤田恭兵 | 創業:2019年3月 |所在地:三重県桑名市西別所1375
ミッションは関わる人々の主体性を向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくること。さかさま不動産や丘漁師組合、上回転研究所などのプロジェクトを展開している。
公式サイト:https://on-co.jp/

 

本件に関するお問い合わせ

窓口:福田
TEL:080-5984-7800
Mail:support@on-co.co