三河の山里サポートデスクにPR講座レポートが掲載されました

三河の山里サポートデスク主催で開催されている「あいちの山里アントレワーク実践者」(愛知県よりCBCクリエイションに業務委託)

起業支援の文脈で開催させて頂いたPR研修について、レポートを掲載頂きました。
https://www.facebook.com/share/p/zZog3PvakhiQkyyE/

 

<以下転載>

“PR”って、ビジネスの現場ではあたりまえに飛び交っている言葉ですが、「じゃあ、それって何?」とあらためて問われると、「え?宣伝のことでしょ?アピール?プロモーションの略?」などなど、知っているようで実は曖昧。たくさんの「はて?」が浮かんできます。

「PRとは、パブリックリレーションズの略で、アピールや一方的な情報発信、宣伝のことではなく、社会と良い関係性を築くためのコミュニケーションの手法です」と教えてくれたのは株式会社On-Co取締役の福田ミキさん。

株式会社On-Coといえば、あいちの山里アントレワーク実践者OB(当時は起業実践者)・水谷岳史さんが代表取締役を務め、「さかさま不動産」など次々とユニークな事業を展開している企業ですが、福田さんはPR担当として、自社のみならず、他社伴走、研修・講演などを通して、PRの本質や事業戦略におけるPRの重要性などを広く伝えていらっしゃいます。

自分たちを取り巻くあらゆる利害関係者、すなわち社会と良い関係性を築くためのPRの考え方は、あいちの山里で地域社会や課題と向き合って事業に取り組むアントレワーク実践者たちにとっても必要不可欠!ということで、福田さんはじめ株式会社On-Coのご協力のもと、『PR講座』を実施しました。

まずは「基礎編」として、福田さんが講師を務め、株式会社On-Co がオンラインで開催している『PR講座』に、6月18日(火)か7月3日(水)のどちらかを実践者たちが選択する形で、一般の聴講者に交じって参加。
「基礎編」では、日本PR協会主催の「PRアワード2023」でグランプリを受賞した「さかさま不動産」のPRの考え方を事例に、PRの本質やPRという機能が事業戦略にどう貢献するか?などを学びました。

また福田さんが「ぐるぐる」と呼ぶ、社会と事業の関係性を体系化・可視化させるためのPRのレシピ作りにも挑戦。

①自分たちの存在意義は何か?
②目指す社会はどういうものか?
③自分たちの強み・唯一性は?
④どのような社会背景があり取り組むのか?

それら4つの項目が重なることで生まれるのが企画やイベント、商品などの手段で、その働きかけでどんな事象が生まれ、社会にどのような行動変容が起こってほしいのか?逆を言えば、自分たちが起こしたい事象を生むためには、どんな手段や働きかけが必要なのか?「ぐるぐる」を自分の事業や取り組みにあてはめて設計するワークをおこないました。

「ぐるぐる」はプレスリリースの土台になります」と福田さん。ワーク後の発表では、プレスリリースの作成も見据えたアドバイスも。

そして、7月17日(水)には、新城湯谷温泉Hoo!Hoo!シェアオフィスに、福田さんと水谷さんをお招きし、「PR講座実践編」を開催しました。

「実践編」では、福田さんが用意してくださったフォーマットを使って、実践者たちがこの日のためにあらかじめ作成しておいたプレスリリースを使っての講義とディスカッション。

実践者一人ひとりが自分のプレスリリースを発表・共有し、その内容について、福田さん、水谷さんから意見やアドバイスを頂戴し、ブラッシュアップしていくという流れで進行しました。

プレスリリースは、ざっくり言えば、企業などが自分たちの新しい情報を報道機関に向けて記載した文書。メディア掲載につなげることで、自社や自社のサービス・商品などの認知度や信頼性、企業価値を高めることが目的とされます。

しかし、福田さんいわく、「プレスリリースは単なるお知らせや宣伝ではなく、メディアに出ることだけが目的でもない」とのこと。「社会と自分たちの事業がどうつながっているのか?関係性を築くための武器」だと言います。「だからこそ、プレスリリースなどで情報を伝える時は、情報を伝えたい相手にいかに自分たちに関係があると思ってもらえるかが大事」だそうで、福田さんからは、それらを踏まえたプレスリリースの書き方や伝え方を、水谷さからは彼らしい発想で、実践者たちも目からウロコのアイディアのヒントなどをいただきました。

さらにメディアが取り上げたくなる情報やその伝え方、メディアからの取材時の心得や取材後の対応の仕方なども伝授くださり、福田さんが実際にメディアとのやり取りの中で経験したこと、感じたことなどを共有いただいたことで、実践者たちもリアルに学び取ることができたと感じます。

「あらためて自分の事業を見つめ直すことができた」「事業を多角的に見れたことで新しい発見があった」「まだまだ情報不足。社会背景を知るためにもっと視野を広げたい」などなど、PR講座を受けた実践者たちの感想からも、社会を俯瞰して自分の事業・取り組みを捉えるPRの視座は、今後、事業を進め、発展させていく要所要所で必要になってくるものなのだと理解できます。

「いま、社会にはこのような課題がある。そこで私たちはこのような取り組みで課題解決を目指します。というように、自分たちの事業が回答になるような筋道でPRを考えていくと、自分たちの優位性、自分たちの解決価値は何かが見え、事業を整理することができます。そして、いろんな方に関わってもらいやすい流れができます。

実際に取り組んだことで、どのような事象がおこったかを検証することも重要。フィードバックは議論し、活かし、次の取り組みや経営方針へ反映、循環させていくと、強い経営基盤になるものと思います」と福田さんからのメッセージ。

PRやプレスリリースのこと、まだまだブラッシュアップが必要な実践者たちですが、PRの視点を持てたことで、より良い事業や企画へと変容できる伸びしろが広がったことは間違いありません。実践者の皆さんにはどんどん、PRの考え方やプレスリリースを活用し、社会が必要とする価値を創出していってほしいと願います。

福田さん、水谷さん、ありがとうございました!

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