審査委員の満場一致!さかさま不動産が「PRアワードグランプリ2023」にて最高賞を受賞 ~社会課題に見出した斬新なPR発想が大きく評価~

株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下 On-Co)が運営する、非流通空き家を借り手の想いで動かす「さかさま不動産」~逆転の発想で挑戦を応援するまちづくりへ~は、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催する「PRアワードグランプリ2023」にて、審査員満場一致のグランプリを受賞しました。
つきましては、活動の報告として2024年1月18日(木)に三重県庁雇用経済部を表敬訪問致します。

PRアワードグランプリとは

「PRアワードグランプリ」は、優れたPR事例を選考・顕彰することで、PRの普及と発展に寄与することを目的に、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が毎年実施しているアワードで、今回で24回目の開催となり、今年度は96エントリーがありました。
2023年の審査は「パーパス(社会的存在意義)・自分(たち)らしさ、巻き込む力」の3つの視座のもと行われました。

非流通空き家を借り手の想いで動かす「さかさま不動産」について

さかさま不動産は、家の情報ではなく「借り手」の情報を開示してマッチングをするサービスです。
従来の不動産流通の仕組みを逆にすることで、「貸す人や使途は選びたい」「物件情報を公開せず借り手を探したい」と考える非流通空き家の所有者や、チャレンジ精神を持つ人を地域に誘致する際などに有効です。※サービス開始:2020年6月|HP:https://sakasama-fudosan.com/

受賞理由:泥臭く かつ 緻密なPR戦略の設計

同プロジェクトは、「業界のあり方を変えるようなアウト・オブ・ボックスな発想を、回覧板からネットまで泥臭く かつ 緻密なPR戦略の設計で実現している、ソーシャル・インパクト、PRの技術、事業主体の熱量の三拍子そろった取り組みである」というポイントが評価され、「グランプリ」受賞に至りました。

審査員長 本田氏による評価コメント

審査員長・本田哲也氏からは「グランプリ受賞プロジェクトのコンセプトでもある『さかさま』は、パブリックリレーションズの本質的な視座のひとつでもあります。世の中に横たわる様々な課題を『さかさま』から捉えることで、新たな景色が広がることがある。まさに、このように社会を捉えることこそ、これからのPRプロフェッショナルに求められる、重要なアプローチ」とのコメントを頂きました。

まだない需要・価値観・仕組みを浸透させるPRの視座

On-Coでは、短絡的なビジネスで解決しにくい課題が、社会課題として残ったと捉えています。
さかさま不動産の目的は、ビジネスではなく、不動産流通の新しい形を作り、社会をよくすることです。そのためには本当に良い物語を作り、景色として浸透させ、「いいね!」と理解する人を増やすことが重要であると捉えました。
2020年夏サービス開始から、起きた事象は社会の視座として、サービス設計や経営方針に組み込み磨き続けました。同時に社会には事象から汲み取る世相を伝え、関わり白を作ることで、意識・行動を変容させるパブリックリレーションズを丁寧に進めました。
暮らしの中にある違和感やニーズに気付き、形にする。そしてそれを必要と感じるのは、自分だけなのか、それとも社会全体なのか。まだない需要、価値観、仕組みを成長させ、浸透させるには、PRの視座・手法が大前提として組み込まれることが必須と確信しております。
また独自性の高いことに取り組むことで、誰もが持っていない情報が集まる仕組みができ、唯一性の高い事業へと成長させる手応えを得ています。

表敬訪問概要

日時:2024年1月18日(木)15時00分~15時30分
場所:三重県庁 雇用経済部 部長室(三重県津市広明町13番地)
訪問先:部長 小見山 幸弘氏|次長 福島 賴子氏
訪問者:株式会社On-Co 代表取締役 水谷岳史|取締役 太田憲明・福田ミキ

今後の展開

On-Coでは、社会をよくするための新たな概念を広げるには、PRの手法を大前提として組み込むことが必須と感じており、毎月パブリックリレーションズ講座を開催しております。(1月17日、2月8日)
今後もまだない需要、価値観、仕組みを浸透させるPRの視座を伝え、社会によってより良い選択肢を生むプロジェクトを加速させて参ります。

株式会社On-Co

共同創業:水谷岳史・藤田恭兵|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|拠点:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル|HP:https://on-co.jp/|
ミッションは「まだない何かに挑む」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。