空き家活用

借りたい想いに物件が集まる

さかさま不動産

空き家活用

物件を載せない、
借主を可視化して空き家の課題を解決する

さかさま不動産とは?

少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています。さかさま不動産は、物件情報が並ぶ従来型とは逆で、借りたい人の夢や想いが並ぶウェブサイト。家主からアプローチを行い、合意に至れば各自で契約をする仕組みです。利用において料金は発生しません。

立ち上げの背景

2018年にクラウドファンディングで資金調達。2019年6月にサービス開始しました。背景としては、2011年から空き家は挑戦の場として活用し、結果的に街づくりへと繋がっていた経験から生まれました。地域に根付いて活動をしていると、不動産情報に掲載しにくい物件の家主から「うちも使ってほしい」という話をもらうことや、借りたい空き家を見付けて家主に直談判するなど、不動産屋に行く以外の借り方が沢山あることがわかりました。自治体で運営している空き家バンクが、借り手を待っているだけという形にも違和感を持ちました。そこで空き家を借りてやりたい想いを発信することで応援者が現れる風土をつくることができないか実証実験を行うことにしました。ビジネスモデルがないというのも、既存のビジネスでは解決できないと感じたからです。

マッチング

現在「安心して産める助産院を作りたい」「ガソリンスタンドでコーヒースタンドを作りたい」などの夢や想いが約50件ほど綴られています。マッチングは、2021年5月時点で4件。コミュニティが生まれる持続可能なまちの本屋開業を目指す女性(2020年9月愛知県名古屋市)、オーダーメイド自転車と地域文化を組み合わせてライフスタイルを提案できる場を目指す男性(2020年11月愛知県瀬戸市)、海洋プラを活用したアート製作をする男性(2020年12月三重県鳥羽市)、人の感覚を肯定する秘密基地を創るコンセプトデザイナー(2021年2月奈良県吉野郡)が成約に至りました。

視えてきたこと

三者の角度から視えてきたこと

【家主側】
空き物件を使ってプレイヤー(借主)を地域に呼び込む事例、家賃収入だけではなく、共にワクワクできる借主を探している事例など

【借主側】
検討エリア外からのオファーで移住する事例、掲載工程を通して夢を整理して進めた事例、開業前から応援者がつく事例など

【その他】
まちづくりに貢献するローカルヒーロー(借主)に最初に接触する機会として、さかさま不動産代理店機能を求める事例など

これから

生まれたての挑戦を可視化し、空き家問題の解決にむけて新しい価値を創造できるよう努めて参ります。

▽さかさま不動産
https://sakasama-fudosan.com/

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